躁うつ病(双極性障害)について

ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す

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ご案内

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※第2・第4土曜日は午前のみの診療です。

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主な症状や発症の兆候

躁うつ病(双極性障害)の主な症状や発症の兆候

1日中、憂うつで、さびしい、悲しい、あるいは空虚な気持ちになることや何事にも興味がもてない、楽しめないといった、うつ状態の症状と、気分の著しい高揚があったり、興奮したり、怒りっぽくなったりといった、躁状態の症状が交互に起きることはありませんか?この状態になっている場合、躁うつ病(双極性障害)の可能性があります。「なんだか少し変だな」と感じたら、早めに医師に相談してください。早期発見・早期治療を行い、改善していきましょう。

この疾患について

躁うつ病(双極性障害)は、気分が落ち込む「うつ状態」と気分が高揚する「躁状態」が交互に起こる病気です。躁状態ではとても気分がよいので、本人には病気の自覚がありません。そのため、うつ状態になった時にしか病院に行かず、うつ病と誤診されることも多いです。躁うつ病(双極性障害)なのにうつ病の治療だけを行っていては、効果がないどころか病状を悪化させてしまうことがあります。本人だけでなく、周囲の人も、日頃の様子や気分の波を見守り、躁状態に気づくことが大切です。

診療と治療について

うつ病の治療では、落ち込んだ気分を正常な状態にまで回復させるのが目標になりますが、躁うつ病(双極性障害)の治療目標は、気分の上がり下がりを安定させることにあります。基本の治療方法は薬物療法です。うつ状態と躁状態の波を薬でコントロールしていきます。治療薬は、気分安定薬をメインに、抗精神病薬、抗うつ薬を次のように状態に応じて使い分けます。薬物療法を基本に、心理社会的アプローチを組み合わせ、患者さんにあった治療法を組み立てていきます。

家族や周囲の対応や
サポートについて

通院には可能な限り、付き添う

疾患をお持ちの方の通院に付き添うことには、2つの大きな意味があります。
ひとつめは、症状によりご本人で考える力、表現する力が低下し、ご自分の状態を適切に医師に伝えることができないことが多いため、ご家族も一緒に診察室に入り、気づいていることを医師に伝えるためです。もうひとつは、どのような治療が行われ、回復までにはどのくらいの期間が必要なのか、ご家族も一緒に医師の説明を受けておくためです。理解力が低下している患者さんにとって、ご家族がきちんと正しく治療方針を理解していることは、治療をスムーズに進める助けとなり、とても重要です。

病気を正しく理解する、冷静になる

病気を正しく理解し、冷静に対処することは、躁うつ病(双極性障害)の治療を進める上で、とても重要です。治療の中心は服薬ですが、周囲の方の対応次第で、症状はよくも悪くもなります。躁うつ病(双極性障害)は、本人の甘えや気分の持ちようなどではなく、脳の病気です。躁うつ病(双極性障害)について正しい知識を身につけ、サポートすることが大切です。

診療の予約

ご予約は初診のみお電話にて受け付けております。

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